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米のルーツをたどると、聖なる黒米・赤米にたどりつきます
黒米、赤米は米のルーツといわれている雑穀に近いタフな穀物で、玄米状に炊いて食べます。黒米は中国雲南地方発祥の、古代のもち米。中国やタイではいまでも日常的に食されています。
黒い色は紫のアントシアニンなどのポリフェノール。パープルライスと呼んで、竹筒に入れて蒸したココナツライスやフルーツ入りのライスプディングのようなデザートにすることも。
赤米は、古代から江戸時代まで全国で栽培されていた赤いうるち米です。神事に欠かせない米としていくつかの神社ではいまも栽培され、赤飯のルーツともいわれているそう。インドやスリランカ、アジア各国では今日でも赤米が日常的に食べられています。
色つきの古代米はほかにも緑米、中南米のワイルドライス(黒米)などがあり、どれも種を酸化から守る力が強いため、発芽力が何十年も持続するという強靱な生命力をひそめています。そしてその強靱な生命力が、精力増強、健胃、造血などの薬効となって現れるのです。
古代のもち米であった中国の黒米も神前に供えられたでしょうし(もち自体が神饌=神への供えもの)、ひとびとは黒米や赤米の偉大な力を知っていたから聖なる米としたのでしょうか? 今日では黒米、赤米は雑穀によくブレンドされるようになっています。
雑穀が身体にいいわけ